長崎県の五島列島、福江島で桶屋を営んでいる「桶光」です。
私は、小学2年生に上がる時に家族で五島に移住し、そこで近所にあった長崎県最後の桶屋「大島勝」氏に出会いました。父に連れ添う形で一緒に通い、小学生4年生の時に初めて桶を作り、小・中学生時代は学校帰りや長期休暇を利用して桶作りを学びました。

大学は九州大学の農学部で、山のこと、木のことを学んだのち、再び大島勝氏の元で1年間修業し、平成28年4月1日に開業しました。
普段は五島で農業も行いながら桶作りをしていますが、木桶の佳さを発信するために島外へワークショップを行ったり、蔵元さんが使う巨大な大桶の製作のために現場へ行き、若手木桶職人集団「結い物で繋ぐ会」のメンバーとして新桶の製作や古い大桶の修理をする活動を行っています。

今の時代では、「木桶」という物の認識が薄いのが現状で、生活の道具としての選択肢の中から消えてしまっています。
その中でも木桶を必要とする方々のために、現代でも優れた機能をもつ木桶の佳さを多くの人に周知してもらい、生活の道具の中の一つの選択肢として認識していただくための活動に力を注いでいます。